专利摘要:
本発明は、化粧品的に許容可能な媒体中に、トンネル部を有する無機繊維状マトリックスと、該トンネル部内に少なくとも部分的に取り込まれた有機染料化合物を含む着色料を含有してなり、該化合物が、インジゴイド類から選択され、マトリックスに対する着色料の重量比が0.028以上である量で存在している化粧品用組成物に関する。 また本発明は、前記化粧品用組成物を適用することを含む、ケラチン物質の美容処理方法にも関する。
公开号:JP2011506585A
申请号:JP2010538854
申请日:2008-12-02
公开日:2011-03-03
发明作者:ヴァレリ ジャンヌ−ローズ,;イヴァン ロドリゲス,
申请人:ロレアル;
IPC主号:A61K8-25
专利说明:

[0001] 本発明は、新規の着色料を含有する化粧品用組成物、並びにそれらを使用する美容処理方法に関する。]
背景技術

[0002] メークアップ用組成物は、一般的に、付着したメークアップに所望の色調を付与する着色料、例えば顔料又は染料を含有している。化粧品に使用可能な青色着色料の数には、特に限りがある。公知ものは、主として、プルシアンブルー又はウルトラマリン等の無機顔料又は染料、及びフタロシアニンブルー、パテントブルー(アシッドブルー)、及びインジゴ等の有機顔料又は染料である。有機着色料は無機着色料より着色力が大きく、これは、有機着色料の使用が無機着色料より好ましいことを意味する。
しかしながら、前記有機着色料は、UVに暴露された場合に脱色されるという、UVへの暴露に対して良好な安定性を示す無機着色料の場合にはない傾向を有することが見出された。]
[0003] これらUV安定性の問題を矯正するために、特にDaniela Cristea, Gerard Vilarem in Dyes and Pigments 70 (2006) p238-245では、UV吸収剤又は酸化防止剤を添加することにより、有機染料を光安定化させることが提案されている。しかしながら、これらの添加剤は、色調を長時間、すなわち数ヶ月安定化させることはできず;さらに、これら添加剤の種類に応じて、化粧品用組成物にある種の添加剤が存在することは望ましくなく、例えば安定性の欠如、他の成分との非融和性等の処方上の問題が生じる可能性がある。]
[0004] Daniela Cristea, Gerard Vilarem in Dyes and Pigments 70 (2006) p238-245]
先行技術

[0005] 米国特許第7052541号
米国特許出願公開第2006/0200917号]
[0006] 本発明の目的は、化粧品に使用可能で、良好なUV安定性を有し、数ヶ月持続する、新規の有機着色料を提案することにある。
よって、本発明は、化粧品的に許容可能な媒体中に、トンネル部を有する無機繊維状マトリックスと、該トンネル部内に少なくとも部分的に取り込まれた少なくとも一の有機染料化合物を含む少なくとも一の着色料を含有せしめ、該有機染料化合物がインジゴイド類から選択され、無機繊維状マトリックスに対する最初の有機染料化合物の重量比が、0.028(すなわち2.8%)以上である量で着色料中に存在している化粧品用組成物に関する。]
[0007] 本発明の着色料は、青領域に非常に広範囲の色調を有し、青からディープブルー、ターコイズブルー又はインジゴブルーを経て青-緑の範囲に及び、特にメークアップ用の化粧品用組成物において有利に使用できる。
これは、これら着色料が、ほぼ同一の基本組成を有しており、これが化粧品用組成物におけるそれらの利用を単純なものにし、該着色料を、一つの同じ基本組成内で交換でき、各着色料の種類に各組成を適合させる必要がなくなるので、特に優れて有利である。
また本発明に係る着色料により、炭素含有油又は通常のシリコーン油を含むか否かにかかわらず、通常の化粧品用媒体中に混入しないという利点ももたらされる。]
[0008] インジゴ及びクレーから形成される着色料は従来から知られている。特に、インジゴとクレーの組合せから得られ、パリゴルスカイト又はセピオライト(sepiolite)タイプでありうる「マヤブルー(Maya Blue)」の名称で文献公知の顔料を挙げることができる。
「マヤブルー」は、数カ所の考古学的遺跡、特にメキシコ及びグアテマラで見いだされた青色顔料である。特に、メキシコのチチェン・イツァ(1931, Merwin)とボナンパックの壁画に見いだされた。
それは、その非常に特徴的な青色、並びにその驚くほどの耐性が優れており、特に気候上、好ましくない保存条件であるにもかかわらず、非常に良好な保存状態で、16世紀からと年代測定されている壁、陶器、宗教用の物品に見いだすことができる。
「マヤブルー」タイプの合成顔料に関し、我々は、塗料、プラスチック又はセメントの分野に使用可能で、インジゴ誘導体及びクレーから得られ、繊維状又はラメラ状でありうる着色料について記載した米国特許第7052541号を特に挙げることができる。]
[0009] 繊維状又はラメラ状のクレーとインジゴ又はインジゴ誘導体を混合し、ついで、特に200−400nmの波長の紫外線に、1分から48時間暴露させることからなる、塗料又はセメントの分野を意図した着色料を調製する特定の方法は、米国特許出願公開第2006/0200917号からまた知られている。
しかしながら、これらの公報のいずれにも、このような着色料の、特にメークアップ用の化粧品用組成物への使用については記載も示唆もされておらず、さらに、本発明で記載したような特定の着色料の美容的使用についてはしかりである。
さらに、これらの公報のいずれにも、着色料が良好な光安定性を有していることについては記載されていない。]
[0010] 本発明の着色料は、トンネル部を有する無機繊維状マトリックスと、該トンネル部内に少なくとも部分的に取り込まれた少なくとも一の有機染料化合物を含有する。
「部分的に」とは、有機染料の全量の少なくとも30重量%が繊維状マトリックスのチャンネルに含まれていることを意味する。]
[0011] 前記有機マトリックスへの有機染料の取り込みは、有機染料の29Si、13C及び1Hの非常に高速回転MASでNMR、特に2D NMRにより例証することができる;例えば、我々は、例えば最終着色料における有機染料の13Cスペクトルと、有機染料の13Cスペクトルの化学シフトを比較することにより、繊維状マトリックスの構造及び導入された染料(「イン」種)及び表面に吸着した染料(「アウト」種)の存在を決定することができ、該マトリックス中への該染料の取り込みを特徴付けることができる。最終的に、2DHECTOR 1H-29Si実験における繊維状マトリックスのサイト1と、有機染料のプロトンとの間に観察される相関関係により、該マトリックスに該染料が包含されていることの明確な証拠が得られる。
実際、本発明の方法を用いて、特に光安定である着色料を得ることができ、該光安定性は、特に、有機染料化合物が、繊維状マトリックスのトンネル部に少なくとも部分的に導入されているという事実によるものであることが見いだされた。]
[0012] トンネル部を有する前記無機繊維状マトリックスは、好ましくはクレーである。
クレーは、大部分が特定の鉱物、一般的には多かれ少なかれ水和したアルミニウムのシリケート類で、ラメラ状構造又は繊維状構造を有するものからなる堆積岩である。それらは、多くの四面体及び八面体酸化物の層に相当する、ラメラの厚みに従って3つの広義のカテゴリーに分類される。ラメラ間の隙間には、水分並びに鉄が包含されている。結果として、ラメラ間の距離は変動し、よって水和又は乾燥した場合は、クレーの巨視的寸法の変動が生じる。]
[0013] 本発明で使用されるクレーは、繊維状クレー(又は、繊維構造を有するクレー)、例えば特にセピオライト又はパリゴルスカイト(アタパルジャイトとも称される)である。
パリゴルスカイト及びセピオライトは、一般に1〜3ミクロン長のオーダーの繊維から構成されるクレーである。
セピオライトでは、各繊維は、定期的に間隔が開いた、約1nm2の多数のトンネル部(又は微細なチャンネル)から形成される。その結晶配置と一致して、この細長い中空れんがのような特定の立体配置により、非常に広い特異的な表面が得られる。その結晶構造についての文献に使用されている一般式は、Mg4Si6O5(OH)2・6(H2O)、特に好ましくは(Si)12(Mg)8(O)30(OH)4(OH2)4・8H2Oである。
本発明の範疇では、セピオライトが使用されるかパリゴルスカイトが使用されるか、又は任意の割合のセピオライトとパリゴルスカイトの混合物が使用されるか;好ましくはセピオライトが単独で使用されるかは、問題ではない。]
[0014] 本発明の有機染料化合物は、インジゴイド類から、単独で又は混合物として選択される。
好ましくは、インジゴが有機染料化合物として使用される;インジゴは特にアイから得られる天然染料で、その経験式はC16H10N2O2であり;その構造は

である。]
[0015] インジゴと混合して、インジゴイドファミリーからの他の付加的な有機染料、例えばインジルビン(indirubin)、インジゴチン、ハロゲン-インジゴ類、例えばジクロロインジゴ、ジブロモインジゴ、チオインジゴ類、インジゴアセテート類を使用することができる。
好ましくは、これらの付加的な有機染料が存在する場合、それらは「インジゴ+付加的なインジゴイド染料」の混合物の、0.01〜25重量%、特に0.1〜20重量%、又はさらには0.5〜13重量%である。
好ましくは、有機染料化合物は25℃で固形形態をしているが;25℃で液状形態であってもよい。
有利には、有機染料化合物は溶媒なしに使用される。]
[0016] 繊維状マトリックスのトンネル部に挿入可能とするために、有機染料化合物は、好ましくは、第3の寸法について任意の値を有し、それらの寸法の少なくとも2つが、それぞれ1.1nm及び0.57nm以下であるようなものである。好ましくは寸法の一つは、1.0〜1.1nm、特に1.04〜1.08nmであり;及び/又は他の寸法は0.25〜0.45nm、特に0.30〜0.40nmである。
有機染料化合物は、一又は複数の極性官能基、特にチオールを担時可能であり、繊維状マトリックスのトンネル部へのそれらの導入が容易になる。]
[0017] 本発明の着色料を調製するために、トンネル部を有する無機繊維状マトリックスと有機染料化合物とを、該染料化合物が、繊維状マトリックスのトンネル部に少なくとも部分的に導入されるような方法で、共に混合される。]
[0018] 有機染料化合物は、無機繊維状マトリックスに対する有機染料化合物(全て、すなわち任意成分を含む)の最初の重量比が、0.028(すなわち2.8%)以上、特に0.0285(2.85%)〜0.20(20%)、好ましくは0.029(2.9%)〜0.15(15%)、又は0.03(3%)〜0.13(13%)、さらに好ましくは0.032(3.2%)〜0.08(8%)となるような量で着色料中に存在している。]
[0019] 特に均質な混合物を得るために、混合/混練段階を実施してもよく;これは、特に、ペストル-モルタル(pestle-and-mortar)型の粉砕機、又はコンクリートミキサーにおいて実施することができる。
好ましくは、混合/混練の任意段階は、繊維状マトリックスが、好ましくは最初の繊維状マトリックスとほぼ同一のサイズを有する染料化合物を含有するならば、繊維状マトリックスのサイズを低減することを目的とするものではない。
混合/混練の段階は、10秒〜72時間、特に1〜120分、さらには10〜100分間実施することができる。好ましくは室温(20−30℃)で実施される。]
[0020] 無機繊維状マトリックスと有機染料化合物、場合によっては粉砕/混練をしたものを含有する混合物は、好ましくは全体で12分以上、250℃以上の温度で加熱処理にかけられる。
加熱処理の時間及び温度は、最終的に、有機染料化合物が無機繊維状マトリックスに少なくとも部分的に導入されるように選択されなくてはならない。
よって、加熱処理の温度が高ければ高い程、時間は短くすることができる。逆に、温度が低ければ低い程、加熱処理の時間を長くしなければならず;これは、マトリックスにおける染料化合物を適切に導入する、よって所望の光安定を得る目的のためである。
また、加熱処理の段階の数を考慮することもでき;数回の段階、特2、3又は4回の加熱段階で、該加熱処理をすることが可能である。加熱処理を数回の段階で実施するならば、時間を短くする、及び/又は温度を低くすることが可能である。]
[0021] よって、加熱処理時間は、好ましくは12分以上、好ましくは12〜120分、特に15〜90分、さらには20〜75分であり;この時間は全加熱処理時間、すなわち数回の加熱段階がある場合は、加熱処理時間の合計である。
加熱処理の温度としては、各段階で250℃以上、好ましくは250℃〜600℃、特に260℃〜575℃、又は270℃〜550℃、さらに好ましくは300℃〜500℃である。
本発明の第1の好ましい実施態様において、加熱処理は、単一段階にて、320℃以上、特に320℃〜600℃、好ましくは340℃〜550℃の温度、15分以上、特に15〜45分、好ましくは18〜40分の時間で実施することもできる。
本発明の第2の好ましい実施態様において、加熱処理は、単一段階にて、250℃以上、特に250℃〜320℃、好ましくは260℃〜300℃の温度、45分以上、特に45〜120分、好ましくは50〜90分の時間で実施することもできる。]
[0022] 本発明の第3の好ましい実施態様において、加熱処理は2段階にて実施可能で、
第1段階は、250℃以上、特に250℃〜320℃、好ましくは260℃〜300℃の温度、10分以上、特に10〜120分、好ましくは15〜90分の時間で実施され;
第2段階は、250℃以上、特に250℃〜350℃、好ましくは270℃〜320℃の温度、5分以上、特に5〜90分、好ましくは10〜60分の時間で実施される。
好ましくは、第2段階の温度は、第1段階よりも高い、特に少なくとも10℃高い。
本発明の第4の好ましい実施態様において、加熱処理は3段階にて実施可能で、各段階は320℃以上、特に320℃〜600℃、好ましくは340℃〜550℃の温度、4分以上、特に4〜40分、好ましくは5〜30分の時間で実施される。]
[0023] 加熱処理は、任意の種類の加熱炉で、当業者により実施可能であり;好ましくは、混合物は、予め所望の処理温度に加熱された加熱炉に供給される。
加熱処理が数回の段階で実施される場合、混合物は、各段階の間、戸外にて、好ましくは放置して、室温(25℃)まで冷却される。
本発明の加熱処理により、非常に光安定した着色に至り、よって長時間光に暴露された後でさえ、それらの色調及び着色力が保持されていることが見いだされた。]
[0024] さらに、本発明の着色料は、加熱時に、非常にわずかしか塩析しないか、全く塩析せず、有機染料化合物は、無機繊維状マトリックスにおいて長時間安定しており、固定されている。
本発明の着色料は、有利には化粧品の分野に使用可能である。
それらは、化粧品用組成物の全重量に対して、0.1〜70重量%、特に0.5〜50重量%、又は1〜40重量%、好ましくは5〜35重量%の割合で、化粧品用組成物に存在可能である。
前記化粧品用組成物は、化粧品的に許容可能な媒体、すなわち顔又は体の皮膚等の皮膚組織、毛髪、睫、眉毛又は爪等のケラチン物質と融和性のある媒体をさらに含有する。]
[0025] 意図する用途において、本組成物は、この種の組成物に一般的な成分を含有していてよい。
本発明の組成物は、鉱物性、動物性、植物性又は合成由来の、炭素含有、炭化水素含有、フッ化及び/又はシリコーン化された揮発性又は非揮発性で油及び/又は溶媒から、単独で又は混合物として選択される少なくとも一の化合物を含有していてもよい液状油相を有利には含み、但し、それらは均質で安定した混合物を形成し、意図する使用と融和性のあるものである。]
[0026] 本発明の趣意において、「揮発性」とは、室温(25℃)、大気圧(1atm)で、ケラチン物質又は唇と接触して1時間未満に蒸発可能な任意の化合物を意味する。特に、この揮発性化合物は、室温、大気圧で0ではない蒸気圧、特に0.13Pa〜40000Pa(10−3〜300mmHg)の範囲、さらには1.3Pa〜13000Pa(0.01〜100mmHg)の範囲の蒸気圧を有する。
逆に、「非揮発性」とは、室温、大気圧で、ケラチン物質又は唇上に少なくとも1時間、そのまま残る化合物、特に10−3mmHg(0.13Pa)未満の蒸気圧を有するものを意味する。]
[0027] 好ましくは、本発明の組成物の化粧品的に許容可能な媒体は、単独で又は混合物として以下のものから選択され得る、少なくとも一の油及び/又は溶媒を、液状油相に含有していてもよい:
1/一価アルコール及び多価アルコールとモノカルボン酸とのエステル、有利には、該エステルはC12-C15安息香酸アルキルであるか、又は次の式:R'1-COO-R'2:
[上式中、
R'1は、場合によっては一又は複数のエチレン性二重結合を有していてもよく、置換されていてもよい、1〜40の炭素原子、好ましくは7〜19の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を表し、その炭化水素鎖には、N及びOから選択される一又は複数のヘテロ原子、及び/又は一又は複数のカルボニル官能基が挿入されていてもよく、さらに
R'2は、場合によっては一又は複数のエチレン性二重結合を有していてもよく、置換されていてもよい、1〜40の炭素原子、好ましくは3〜30の炭素原子、さらに好ましくは3〜20の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を表し、その炭化水素鎖には、N及びOから選択される一又は複数のヘテロ原子、及び/又は一又は複数のカルボニル官能基が挿入されていてもよい]
に相当する。
「置換されていてもよい」とは、R'1及び/又はR'2が、例えばO及び/又はNから選択される一又は複数のヘテロ原子を有する基、例えばアミノ、アミン、アルコキシ、ヒドロキシルから選択される、一又は複数の置換基を担持可能であることを意味する。]
[0028] R'1基の具体例は、好ましくは酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、オレオステアリン酸、アラキドン酸、エルカ酸、及びそれらの混合物を含む群から選択される高級脂肪酸から誘導されるものである。
好ましくは、R'1は、4〜14の炭素原子、より好ましくは8〜10の炭素原子を有する、分枝状で未置換のアルキル基であり、R'2は、5〜15の炭素原子、好ましくは9〜11の炭素原子を有する、分枝状で未置換のアルキル基である。]
[0029] 特に、N及びOの一又は複数のヘテロ原子、及び/又は一又は複数のカルボニル官能基が、それらの炭化水素鎖に挿入されていてもよい特に好ましくはC8-C48エステル:中でもプルセリン油(セトステアリルオクタノアート)、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、エチル-2-ヘキシルパルミタート、オクチル-2-ドデシルステアレート、オクチル-2-ドデシルエルケート、イソステアリン酸イソステアリル、C12ないしC15安息香酸アルコール、ラウリン酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル;及びアルコール又はポリアルコールのヘプタノアート類、オクタノアート類、デカノアート類、又はリシノレアート類、例えば脂肪アルコールとのもの、特にプロピレングリコールジオクタノアート、及びN-ラウロイルサルコシン酸イソプロピル(特に、味の素のエルドゥー(Eldew)-205SL);ヒドロキシル化エステル、例えば乳酸イソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル;及びペンタエリトリトールのエステル;分枝状のC8-C16エステル、特にネオペンタン酸イソヘキシルを挙げることができる。]
[0030] 2/脂肪酸がC4ないしC24の多様な鎖長さを有し、これらの鎖が直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和であってよい、グリセローの脂肪酸エステルで構成されるトリグリセリド類が高含有量である植物性の炭化水素油;該油は、特に小麦胚芽油、トウモロコシ油、ヒマワリ油、カリテ油、ヒマシ油、スイートアルモンド油、マカダミア油、アプリコット油、大豆油、菜種油、綿実油、アルファルファ油、ケシ油、中国オクラ油、ゴマ油、ウリ油(cucurbit oil)、アボカド油、ヘーゼルナッツ油、グレープシード油、クロフサスグリの実油、マツヨイグサ油、穀類油、大麦油、キノア油、オリブ油、ライ麦油、ベニバナ油、ククイノキ油、トケイソウ油、マスクローズ油、ホホバ油、パーム油、カロフィラム油;又はカプリル/カプリン酸のトリグリセリド類、例えばステアリネリー・デュボア社(Stearinerie Dubois)社から販売されているもの、又はダイナミットノーベル社(Dynamit Nobel)から「ミグリオール(Miglyol)810(登録商標)」、「812(登録商標)」及び「818(登録商標)」の名称で販売されているものである。]
[0031] 3/アルコール類、特にC6-C32、中でもC12-C26の一価アルコール類、例えばオレイルアルコール、リノールアルコール、リノレンアルコール、イソステアリルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノール、2-ウンデシルペンタデカノール、及びオクチルドデカノール。]
[0032] 4/5〜100の炭素原子を有する炭化水素油から選択可能な、揮発性又は非揮発性、直鎖状又は分枝状で、合成又は鉱物性由来の炭化水素油、特にワセリン、ポリデセン類、水素化ポリイソブテン類、例えばパーリーム、スクワラン、ペルヒドロスクワレン、及びそれらの混合物。
特に、直鎖状、分枝状及び/又は環状のC5-C48アルカン類、好ましくは分枝状のC8-C16アルカン類、例えば石油由来のC8-C16イソアルカン類(イソパラフィンとも称される);特にデカン、ヘプタン、ドデカン、及びシクロヘキサン;及びイソドデカン、イソデカン、イソヘキサデカンを挙げることができる。]
[0033] 5/揮発性又は非揮発性のシリコーン油;
揮発性シリコーン油としては、揮発性で、直鎖状又は環状のシリコーン油、特に8センチストーク未満の粘度を有するもの、中でも2〜10のケイ素原子を有するものであり、該シリコーン類は、場合によっては1〜22の炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ基を担時していてもよく;特に、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、メチルヘキシルジメチルシロキサン、及びそれらの混合物を挙げることができる。
本発明で使用可能な非揮発性のシリコーン油は、ポリジメチルシロキサン類(PDMS)、シリコーン鎖の末端及び/又はペンダントして、アルキル又はアルコキシ基を担時し、それぞれの基が2〜24の炭素原子を有するポリジメチルシロキサン類、フェニル化シリコーン類、例えばフェニルトリメチコーン類、フェニルジメチコーン類、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン類、ジフェニルジメチコーン類、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン類、2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート類であってよい。]
[0034] 液状油相は、単独で又は混合物として:
− フッ化油、例えばペルフルオロポリエーテル、ペルフルオロアルカン類、例えばペルフルオロデカリン、ペルフルオロダマンタン類、ペルフルオロアルキルホスフェートのモノエステル、ジエステル及びトリエステル、及びフッ化エステル油;
−動物由来の油;
− C6ないしC40、特にC10-C40エーテル;室温で液状のプロピレングリコールエーテル、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート、ジプロピレングリコールモノ-n-ブチルエーテル;
− C8-C32脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸、リノレン酸、及びそれらの混合物;
− 6〜30の炭素原子、特に8〜28の炭素原子、好ましくは10〜24の炭素原子、及びO及びNから選択される4つのヘテロ原子を有するアミド及び/又はエステルから選択される2つの官能基を有する二官能性油で;アミド及びエステル官能基が、好ましくは鎖中に存在するもの;
− 室温(25℃)で液状のケトン類、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン、アセトン;
− 室温で液状のアルデヒド類、例えばベンズアルデヒド、アセトアルデヒド;
から選択可能な、付加的な油及び/又は溶媒をさらに含有していてもよい。
液状油相は、組成物の全重量に対して1〜90重量%、特に5〜75重量%、中でも10〜60重量%、さらには25〜55重量%とすることができる。]
[0035] 本発明の組成物は、有利には特に:
−シリカ、特に疎水性のもの、
−クレー類、例えばモンモリロナイト、変性クレー類、例えばベントーン類、特にステアラルコニウムベントナイト、ステアラルコニウムヘクトライト、
−多糖類のアルキルエーテル(アルキル基が、特に1〜24、好ましくは1〜10、さらに好ましくは1〜6、中でも1〜3の炭素原子を有するもの)、
から選択可能な増粘剤を含有していてもよい。
本発明の組成物中の増粘剤の量は、組成物の全重量に対して0.05〜40重量%、好ましくは0.5〜20重量%、さらに好ましくは1〜15重量%の範囲であってよい。]
[0036] 本発明の組成物は、少なくとも一の、植物性、動物性、鉱物性、又は合成由来のロウ、又はシリコーンロウをさらに含有可能である。
特に、単独で又は混合物として、炭化水素ロウ、例えばミツロウ;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、オーリクリーロウ、モクロウ、コルク繊維ロウ、又はサトウキビロウ;パラフィン、亜炭ロウ;マイクロクリスタリンワックス;ラノリンロウ;モンタンロウ;オゾケライト類;ポリエチレンロウ;フィッシャー-トロプシュ合成法により得られたロウ;水素化油、脂肪エステル及びグリセリド類で、25℃で凝固状のものを挙げることができる。またシリコーンロウを使用することも可能で、アルキル、アルコキシ及び/又はポリメチルシロキサンエステルを挙げることができる。
本発明の組成物におけるロウの量は、組成物の全重量に対して0.1〜70重量%、好ましくは1〜40重量%、さらに好ましくは5〜30重量%の範囲であってよい。]
[0037] 本発明の組成物は、粉状化合物、例えば顔料、フィラー、真珠母及びグリター、及び/又は脂溶性又は水溶性の染料から選択可能な、一又は複数の付加的な着色料をさらに含有してよい。
着色料、特に粉状着色料は、組成物の重量に対して0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜40重量%、さらには1〜30重量%の量で、組成物に存在可能である。
「顔料」とは、組成物を着色させることを意図しており、生理学的な環境に不溶の、白色又は有色で、任意の形状の無機物又は有機物の粒子として理解される。
「真珠母」とは、特にある種の軟体動物により貝殻の内部に生成されるか、又は合成された、任意の形状をした真珠光沢のある粒子として理解される。]
[0038] 顔料は、白色又は有色で、無機及び/又は有機の干渉性のもの又は非干渉性のものであってよい。無機顔料としては、表面処理されていてもよい二酸化チタン、酸化ジルコニウム又は酸化セリウム、及び酸化鉄又は酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、及びフェリックブルーを挙げることができる。有機顔料としては、カーボンブラック、D&C型の顔料、及びカルミン、バリウム、ストロンチウム、カルシウム、アルミニウムレーキをベースとしたレーキ類を挙げることができる。
真珠母は、白色の真珠光沢顔料、例えば、チタン又はオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、有色の真珠光沢顔料、例えば、酸化鉄で被覆されたマイカ-チタン、特にフェリックブルー又は酸化クロムで被覆されたマイカ-チタン、上述したタイプの有機顔料を有するチタン-マイカ、及びオキシ塩化ビスマスをベースとした真珠光沢顔料から選択されてよい。]
[0039] フィラーは、無機又は有機で、ラメラ状又は球状であってよい。タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ナイロンとポリエチレン、ポリ-β-アラニンとポリエチレンのパウダー、テフロン(登録商標)、ラウロイル-リジン、スターチ、窒化ホウ素、テトラフルオロエチレンポリマーパウダー、中空のミクロスフィア、例えばエクスパンセル(Expancel)(ノーベルインダストリー社(Nobel Industrie))、ポリトラップ(ダウ・コーニング社(Dow Corning))、及びシリコーン樹脂のマイクロビーズ(例えば、東芝(Toshiba)のトスパール(Tospearl)、沈降性炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム及び炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカのミクロスフィア(マプレコス社(MAPRECOS)のシリカビーズ)、ガラス又はセラミックのマイクロカプセル、8〜22の炭素原子、好ましくは12〜18の炭素原子を有する有機カルボン酸から誘導される金属石鹸、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、又はステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウムを挙げることができる。]
[0040] 脂溶性染料は、例えばスーダンレッド、D&Cレッド17、D&Cグリーン6、β−カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&Cイエロー11、D&Cバイオレット2、D&Cオレンジ5、及びキノリンイエローである。それらは組成物の重量に対して、0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜6重量%であってよい。
水溶性染料は、例えばビート汁、メチレンブルーであり、組成物の全重量に対して0.01〜6重量%であってよい。]
[0041] 本組成物は、化粧品用組成物に一般的に使用されている他の成分をさらに含有していてもよい。このような成分は、酸化防止剤、香料、精油、防腐剤、化粧品用活性剤、保湿剤、ビタミン類、セラミド類、日光遮蔽剤、界面活性剤、展着剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、中和剤、安定剤、ポリマー、特に脂溶性の皮膜形成ポリマー、及びその混合物から選択されてよい。
もちろん、当業者であれば、考えられる添加により、本発明で使用される組成物の有利な特性が悪影響を受けないか、又は実質的に受けないように留意して、これ又はこれらの任意の付加的な化合物及び/又はそれらの量を選択するであろう。]
[0042] 本発明の組成物は、化粧品用又は製薬用組成物において、任意の許容可能な慣習的形態で提供されてよい。
よって、それらは、懸濁液、分散液、特に小胞体により水に油が分散したもの;場合によっては増粘又はゼリー化していてもよい有機又は油性の溶液:水中油型、油中水型又は多相エマルション;ゲル又はムース;油性又は乳化したゲル;小胞体、特に脂質小胞体の分散液;2相又は多相ローション;スプレー;ローション、クリーム、膏薬、柔軟なペースト、軟膏、成形又は鋳型の固形物、特に棒状又は皿状の形態のもの、又は圧密された固形物の形態にすることができる。
当業者であれば、自身の一般的な知識に基づき、一方では使用される成分の性質、特に基質におけるそれらの溶解度、他方では組成物の考慮される用途を配慮し、適切な生薬形態、及びその調製方法を選択可能であろう。]
[0043] 本発明の組成物は、ケラチン物質、例えば毛髪、皮膚、睫毛、眉毛、爪、唇、頭皮の手入れ又はメークアップ、特に唇、睫毛及び/又は顔のメークアップに使用可能である。
よって、それらは、体又は顔の皮膚、唇、睫毛、眉毛、毛髪、頭皮又は爪を手入れ及び/又はメークアップするための製品;日焼け用又は自己サンタン用の製品;毛髪の染色、コンディショニング及び/又は手入れのための毛髪用製品の形態とすることができ;それらは、有利にはメークアップ用組成物、特にマスカラ、リップスティック、ほほ紅、アイシャドウ、ファンデーションの形態である。]
[0044] 本発明の着色料は、アイシャドウ又はほほ紅型のメークアップ用組成物における、非常に好ましい適用が見いだされている。
この実施態様において、本発明の組成物は、好ましくは化粧品的に許容可能な無水媒体、すなわち瞼の皮膚と融和性のある無水媒体を含有する。この無水媒体は連続相を形成する。「無水媒体」とは、5%未満の水分、好ましくは1%未満の水分しか含有しない媒体を意味する。
この無水媒体は、鉱物性、動物性、植物性又は合成由来の油、炭化水素及び/又はシリコーン油、特に上述したもの、及びその混合物から好ましくは選択される、特に少なくとも一の油に含有可能である。油は、組成物の全重量に対して0.1〜60重量%、好ましくは1〜40重量%、より好ましくは5〜25重量%の範囲の含有量で、本発明の組成物に含有可能である。]
[0045] またこの媒体は、油以外の付加的な脂肪、例えば特に上述したロウ、ペースト又はガムを含有してもよい。ペースト状脂肪として、60Hzで回転するMS-r3又はMs-r4スピンドルを具備するコントラバス(Contraves)TV機器を用いて測定して、40℃で0.1〜40Pa.sの範囲の粘度、及び/又は25〜45℃の範囲の融点を有する脂肪を挙げることができる。ペースト状脂肪の具体例として、ラノリン類及びラノリン誘導体、例えばアセチル化ラノリン類又はプロポキシル化ラノリン類、及びその混合物;酸又は脂肪アルコールのエステル、特に20〜65の炭素原子を有するもの、例えばクエン酸セチル又はトリイソステアリル、プロピオン酸アラキジル、ポリラウリン酸ビニル、コレステロールエステル、例えば植物由来のトリグリセリド類、例えば水素化された植物性油、粘性のあるポリエステル、例えばポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)及びそれらの混合物を挙げることができる。植物由来のトリグリセリド類としては、硬化ヒマシ油の誘導体、例えばRheox社の「THIXINR」を使用することができる。またシリコーン化されたペースト状脂肪、例えば20-55℃の融点と、8〜24の炭素原子を有するアルキル又はアルコキシ型のペンダント鎖を含むポリジメチルシロキサン(PDMS)、例えばステアリルジメチコーン類;及びそれらの混合物を挙げることができる。ガムとして、シリコーンガム(ジメチコーン類)、例えばジメチコノール/シクロペンタシロキサンの混合物を使用することができる。付加的な脂肪は、組成物の全重量に対して0.1〜30重量%、好ましくは1〜15重量%の含有量で存在可能である。]
[0046] 組成物は乳化剤を含有してよい。特に、25℃で10以上のHLB(親水性-脂質親和性バランス)を有する水溶性の乳化剤が使用される。乳化剤は、両性、アニオン性、カチオン性又は非イオン性の乳化剤、及びそれらの混合物から選択可能である。両性乳化剤としては、N-アシルアミノ酸、例えばN-アルキルアミノアセタート、及びココアンホ二酢酸二ナトリウム、及びアミン類の酸化物、例えばステアラミンオキシドを挙げることができる。アニオン性乳化剤としては、アシルグルタマート類、例えば「水素化された獣脂グルタミン酸二ナトリウム」(味の素から市販されているAMISOFT HS-21(登録商標));カルボン酸及びそれらの塩、例えばステアリン酸ナトリウム;リン酸エステル及びそれらの塩、例えば「DEAオレス(oleth)-10ホスフェート」;スルホスクシネート、例えば「PEG-5シタレートラウリルスルホコハク酸二ナトリウム」及び「リシノレアミド(ricinoleamide)MEAスルホコハク酸二ナトリウム」;アルキルエーテルスルファート類、例えばラウリルエーテル硫酸ナトリウム;スルホスクシネート類;イセチオネート類を挙げることができる。カチオン性乳化剤としては、アルキル-イミダゾリジニウム類、例えばイソステアリル-エチルイミドニウムエト-スルファート;アンモニウム塩、例えばN,N,N-トリメチル-1-ドコサンアミニウムクロリド(ベヘントリモニウムクロリド)を挙げることができる。非イオン性乳化剤としては、単糖類のエステル及びエーテル、例えばステアリン酸スクロース、スクロースココアート、及びICI社からArlatone2121の名称で市販されている、ステアリン酸ソルビタンとスクロースココアートの混合物;脂肪酸(特にC8-C24酸、好ましくはC16-C22酸)とポリオール、特にグリセロール又はソルビトールのエステル、例えばステアリン酸グリセリル、ポリグリセリル-2-ステアレート、トリステアリン酸ソルビタン、リシノール酸グリセリル;グリセロールエーテル;脂肪アルコール(特にC8-C24、好ましくはC12-C18アルコール)のエトキシル化及び/又はプロポキシル化エーテル(1〜150のエトキシル化及び/又はプロポキシル化基を有することができる)、例えば25のエトキシル化基及び25のプロポキシル化基を有する、ラウリルアルコールのエトキシル化、プロポキシル化エーテル(CTFA名「PEG-25ラウレス-25」)、及び7のエトキシル化基を有するC12-C15脂肪アルコールの混合物のエトキシル化エーテル(CTFA名「C12-C15パレス(Pareth)-7」);脂肪酸(特にC8-C24、好ましくはC16-C22酸)とポリエチレングリコール(1〜150のエチレングリコール単位を有することができる)のエステル、例えばPEG-50ステアレート及びPEG-40ステアレート;プロピレンオキシドとエチレンオキシドのコポリマー、例えばUNIQEMA社からSYNPERONICの名称で販売されているものを挙げることができる。シリコーン乳化剤としては、ジメチコーンコポリオール、例えばDow Corning社から「DC2-5695」及び「Q2-5220」の名称で販売されているもの、Dow Corning社から「Q2-3225C」の名称で販売されているシクロメチコーン/ジメチコーンコポリオールの混合物、ジメチコーンコポリオールホスフェート、例えばPHOENIX CHEMICAL社からPECOSIL PS 100の名称で販売されているものを挙げることができる。シリコーン乳化剤としては、ジメチコーンコポリオールベンゾアート、すなわち安息香酸とジメチコーンコポリオールの部分的エステルを使用することができ、後者はポリオキシエチレン及び/又はポリオキシプロピレンの側鎖を担時するジメチルポリシロキサンポリマーである。ジメチコーンコポリオールベンゾアートとしては、FINETEX社からFINSOLVの名称で販売されているものを使用することができる。乳化剤は、組成物の全重量に対して0.1〜30重量%、好ましくは0.5〜20重量%、より好ましくは1〜10重量%の含有量で、本発明の組成物に存在可能である。]
[0047] 好ましくは、本発明の組成物は、化粧品用組成物に通常使用されている粉状着色料、例えば顔料、真珠母、グリター、又は水溶性着色料、例えば上述したもの、及びそれらの混合物から選択可能な付加的な着色料を含有する。付加的な着色料は、組成物の全重量に対して0.1〜50重量%、好ましくは1〜40重量%、さらには10〜35重量%の含有量で、本発明の組成物に存在可能である。]
[0048] 本発明の組成物は、顔料の良好な湿潤を可能にし、すなわち、それらの適用、及び組成物の調製中、水性媒体への均質な分散(凝集体無し)を容易にし、瞼に適用する前、水相と固体状アイシャドウとの接触中の顔料の再分散を促進させるために、少なくとも一のグリコールをさらに含有してよい。グリコールにより、皮膚が良好に潤い、瞼への組成物の展伸が容易になる。本出願において、グリコールは、2〜8、好ましくは2〜4の炭素原子を有するジオールを意味する。グリコールはプロピレングリコール、エチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、及びそれらの混合物から選択可能である。グリコールは、組成物の全重量に対して、0.1〜40重量%、好ましくは5〜20重量%の含有量で、組成物に存在可能である。]
[0049] 本発明の組成物は、一般的に40ミクロンより小さい粒子の形態で使用されるタルク;2〜200ミクロンの大きさと、0.1〜5ミクロンの厚みを有する鱗状の形態をした、種々の組成のアルミノシリケート類であるマイカで、天然由来であってよいもの、例えばムスコバイト(muscovite)、マーガライト、バナジン雲母、リピドライト(lipidolite)、黒雲母、又は合成由来のもの;デンプン、特に米デンプン;一般的に30ミクロンより小さな大きさを有する等方性の形状をした粒子の形態とすることができるカオリン;一般的に数ミクロンも超過しない大きさを有する粒子の形態で使用されるチタン及び亜鉛の酸化物;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム又は炭酸水素マグネシウム;マイクロクリスタリンセルロース;シリカ;合成ポリマーのパウダー、例えばポリエチレン、ポリエステル(ポリエチレンイソフタレート又はテレフタレート)、ポリアミド類、例えば「ナイロン」又は「テフロン(登録商標)」の商品名で販売されているもの、及びシリコーンパウダーから選択可能なフィラーを含有していてもよい。]
[0050] 有利な実施態様において、本発明のアイシャドウは、以下のものを含有する。
−少なくとも一のロウを含む固体状脂肪相で、該脂肪相が組成物の全重量に対して1〜30重量%、特に2〜20重量%の含有量で存在しているもの。
−組成物の全重量に対して10重量%以下、好ましくは7重量%以下、さらに好ましくは5重量%以下、より好ましくは3重量%以下、またさらに好ましくは3重量%以下の含有量の液状脂肪相;好ましくは、アイシャドウ用組成物は液状脂肪相を含有しない。
−球形又はラメラ状形態の有機物又は無機物であってよく、組成物の全重量に対して0.1〜50重量%、好ましくは1〜40重量%の範囲の含有量で存在可能な少なくとも一のフィラー。]
[0051] 好ましくは、アイシャドウは無水、すなわち2重量%未満の水(添加した水分)、又は0.5重量%未満の水、特に0.2重量%未満の水を含有する組成物であり、存在し得る水は組成物の調製中に添加されないが、混合物の成分により供給される残留水に相当する。]
[0052] さらに本発明は、ケラチン物質、特に顔又は体の皮膚、唇、爪、毛髪及び/又は睫等に、先に記載したような化粧品用組成物を適用することを含む、該物質の美容処理方法に関する。]
[0053] 本発明のこの方法により、本発明のリップスティック、アイシャドウ又はほほ紅、又はファンデーション用の組成物を適用することで、前記ケラチン物質、特に唇、顔、瞼及び/又は頬をメークアップすることが可能になる。
本発明を、以下の適用例において、さらに詳細に例証する。]
[0054] 実施例1
(x)gのインジゴ(合成インジゴ;結晶性インジゴの含有量:95%)を、25gのセピオライト(Tolsa S9 grade、(Si)12(Mg)8(O)30(OH)4(OH2)4,8H2O、トンネル部の寸法:1.06×0.37nm)と乾式混合する。
必要ならば、混合物を(y)分、ペストル-モルタル型の粉砕機で混合/粉砕し、ついで、混合物を、温度(T)で時間(t)、8000cm3の容量を有するマッフル炉において、加熱処理にかける。周囲空気で加熱し続け、混合物を、予め必要な温度まで加熱された炉に配する。
必要ならば、加熱処理は、各段階の間で、室温(25℃)まで戸外で冷却する局面を伴う、いくつかの段階で実施することができる。
ついで、このようにして得られたパウダーの形態をした着色料を放置し、25℃まで冷却する。]
[0055] 前記着色料の比色座標を以下のようにして測定する:100バールの圧力下、FAP247の皿において、圧密パウダーを調製し;皿が完全にいっぱいになるまで、着色料の量を調節する。ガラススライドで皿を覆い、ついで、D65光源(日光)下、SCE方式(鏡面排除(specular excluded))にて、比色座標を測定する。
得られた結果を、次の表に示す:
−(x)は、セピオライトに添加されたインジゴの最初の量をグラムで示す
−%はインジゴ/セピオライトの重量比(×100)を示す
−(y)は混合/挽き時間を分で示す
−(T)は加熱処理の温度を℃で示す
−(t)加熱処理の持続時間を分で示す
−(i)単一の加熱段階]
[0056] −(ii)2回の加熱段階(各段階の間に25℃まで冷却)]
[0057] −(iii)3回の加熱段階(各段階の間に25℃まで冷却)]
[0058] 着色料はパウダーの形態で得られ、加熱温度及び時間に応じて、種々の色調の青となった。
一般的に、加熱処理の温度が高くなればなる程/処理時間が長くなればなる程、より暗い色調が得られる(L*及びC*が低減)ことが見出された。
また、インジゴ(着色料C及びH)の割合が高くなればなる程、色調は暗くなる(L*が低減)ことも見出された。
インジゴ/クレーの混合物の加熱処理を、単一段階、又は数回の段階に適用することができ;当時、それはアニーリングと呼ばれる。アニーリングは、実験C及びHにより例証されるように、得られる色調に影響を与え:アニール化されたサンプルHは、アニール化されていないサンプルCよりも飽和してより青い。]
[0059] 実施例2
正確には、実施例1のようにして、0.725gのインジゴ(すなわち2.9%)と0.15gのインジルビンとを、25gのセピオライトと乾式混合し;混合物をペストル-モルタル型の粉砕機で、15分、混合/挽き、ついで、260℃、18分、マッフル炉において加熱処理にかけ、放置し、25℃まで冷却させ、ついで、280℃、10分の加熱処理に再度かけたところ、青色パウダーの形態の着色料が得られ、これを放置して25℃まで冷却させた。
実施例1のように、前記着色料の比色座標を測定する:

実施例1のサンプルEと比較して、実施例2の着色料は、赤色成分a*と、色相角h*の増加に反映されている、さらに顕著な赤い色相を有する。]
[0060] 実施例3
正確には、実施例1のようにして、0.725gのインジゴ(すなわち2.9%)と25gのアタパルジャイト(又はパリゴルスカイト、TolsaからのAbsonet Aスペシャル)とを乾式混合し;混合物をペストル-モルタル型の粉砕機で、15分、混合/挽き、ついで、260℃、60分の加熱処理にかけたところ、青色パウダーの形態の着色料が得られ、これを放置して25℃まで冷却させた。
実施例1のように、前記着色料の比色座標を測定する:]
[0061] 実施例4
実施例1の方法に従い調製された本発明の着色料、並びに本発明の範疇以外の着色料(加熱処理の時間及び温度が本発明の範疇以外のもの)の光安定性を測定した。
1/調製した比較サンプル
−(i)単一の加熱段階:]
[0062] −(ii)数回の加熱段階(各段階の間に25℃まで冷却):]
[0063] 光安定性を以下のようにして測定する:
着色料を、100バールの圧力下、2つの分離皿に圧密する。
一方の皿は光から隔離し、色調参照として使用する。
他方の皿は、24時間サンテストにかける。
サンテスト後、3人が、D65光源下のライトブースにおいて、2つのサンプルを視覚的に比較する。
注記「はい」は、照射の前後のサンプルの色差が、3人の試験者の目で知覚できない(又はほとんど知覚できない)とみなされることを示す。この場合において、サンプルは光安定していると考えられる。
注記「いいえ」は、照射の前後のサンプルの色差が、試験者の少なくとも一人の目で知覚できることを示す。サンプルは光安定していないと考えられる。]
[0064] 得られた結果を以下の表に示し、NMRスペクトルにより、クレーのトンネル部内部にインジゴが存在するかしないかも示している(NMRでテストした4つのサンプルのみ)。

実施例2及び3で調製された着色料は、「光安定している」と判定された。
よって、2%未満のインジゴを含有する着色料は、満足のいくものではないことがわかった。
さらに、少なくとも2.8重量%のインジゴを含有する着色料を考慮に入れて、加熱処理の温度と該処理の持続時間との間に妥協点を見出すことが必要となる。
温度が中程度であるならば、処理時間を長くする(特に少なくとも45分)ことが好ましく、これに対して温度が高い(特に少なくとも320℃)であるならば、短い時間(例えば15分)でも十分である。]
[0065] 実施例5
以下のものを含有する、リップスティック型の化粧品用組成物を調製する(重量%)。
−5%の顔料D
−15%のポリエチレンロウ
−5%のオクチルドデカノール
−75%のパーリーム]
[0066] 実施例6
以下のものを含有する、リップスティック型の化粧品用組成物を調製する(重量%)。
−1%の顔料E
−4%のリトール(lithol)レッドB
−15%のポリエチレンロウ
−5%のオクチルドデカノール
−75%のパーリーム]
[0067] 実施例7
以下のものを含有する、マスカラ用の化粧品用組成物を調製する(重量%)。
−ロウ(カルナウバ、キャンデリラ、米糠、植物性のもの) 24%
−ステアリン酸5.5%
−ヒドロキシエチルセルロース0.2%
−アラビアガム1.5%
−トリエタノールアミン2.4%
−PEG/PPG-17/18ジメチコーン0.2%
−ポリビニルアルコール0.2%
−顔料A 8%
−防腐剤適量
−水 全体を100%にする量]
[0068] 実施例8
以下のものを含有する、アイシャドウ用の化粧品用組成物を調製する(重量%)。
−顔料D 10%
−DUOCROME BG 20%
−ステアリン酸マグネシウム2%
−フェニルトリメチコーン/トリイソステアリン(50/50) 6%
−タルク全体を100%にする量]
実施例

[0069] 実施例9
以下のものを含有する、スタイリングゲル用の化粧品用組成物を調製する(重量%)。
−顔料D 1%
−ヒドロキシプロピルグアール(RHODIA社のJaguar HP105) 4%
−水 全体を100%にする量]
权利要求:

請求項1
化粧品的に許容可能な媒体中に、トンネル部を有する無機繊維状マトリックスと、該トンネル部内に少なくとも部分的に取り込まれた少なくとも一の有機染料化合物を含む少なくとも一の着色料を含有する化粧品用組成物において、前記有機染料化合物が、インジゴイド類から選択され、無機繊維状マトリックスに対する有機染料化合物の重量比が0.028(すなわち2.8%)以上である量で着色料中に存在していることを特徴とする化粧品用組成物。
請求項2
トンネル部を有する無機繊維状マトリックスが、繊維状クレー、特にセピオライト又はパリゴルスカイト型のものであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
請求項3
トンネル部を有する無機繊維状マトリックスがセピオライトであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
請求項4
有機染料化合物が、単独であるか、又はインジルビン、インジゴチン、ハロゲノ-インジゴ、特にジクロロインジゴ、ジブロモインジゴ、チオインジゴ類、インジゴアセタート類から選択される、インジゴイドファミリーからの少なくとも一の付加的な有機染料と混合されるインジゴであることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
請求項5
有機染料化合物が、それらの寸法の少なくとも2つが、それぞれ1.1nm及び0.57nm以下であり、第3の寸法が任意の値を有することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
請求項6
有機染料化合物が、無機繊維状マトリックスに対する有機染料化合物の最初の重量比が、0.0285(2.85%)〜0.20(20%)、好ましくは0.029(2.9%)〜0.15(15%)、又は0.03(3%)〜0.13(13%)、さらに好ましくは0.032(3.2%)〜0.08(8%)となる量で、着色料中に存在していることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
請求項7
有機染料化合物と無機繊維状マトリックスに、10秒〜72時間、特に1〜120分、好ましくは10〜100分、実施可能な、混合/混練段階を施すことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
請求項8
無機繊維状マトリックスと有機染料化合物に、250℃以上の温度、12分以上の全時間の加熱処理段階を施すことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
請求項9
加熱処理の全時間が、12〜120分、特に15〜90分、又は20〜75分であることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
請求項10
各段階についての加熱処理の温度が、250℃〜600℃、特に260℃〜575℃、又は270℃〜550℃、好ましくは300℃〜500℃であることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
請求項11
加熱処理が、単一段階にて、320℃以上、特に320℃〜600℃、好ましくは340℃〜550℃の温度、15分以上、特に15〜45分、好ましくは18〜40分の時間で実施されることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
請求項12
加熱処理が、単一段階にて、250℃以上、特に250℃〜320℃、好ましくは260℃〜300℃の温度、45分以上、特に45〜120分、好ましくは50〜90分の時間で実施されることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
請求項13
加熱処理が2段階にて実施され、第1段階が、250℃以上、特に250℃〜320℃、好ましくは260℃〜300℃の温度、10分以上、特に10〜120分、好ましくは15〜90分の時間で実施され;第2段階が、250℃以上、特に250℃〜350℃、好ましくは270℃〜320℃の温度、5分以上、特に5〜90分、好ましくは10〜60分の時間で実施されることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
請求項14
加熱処理が3段階にて実施され、各段階が320℃以上、特に320℃〜600℃、好ましくは340℃〜550℃の温度、4分以上、特に4〜40分、好ましくは5〜30分の時間で実施されることを特徴とする、請求項8に記載の組成物。
請求項15
着色料が、化粧品用組成物の全重量に対して、0.1〜70重量%、特に0.5〜50重量%、又は1〜40重量%、好ましくは5〜35重量%の割合で、化粧品用組成物に存在していることを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
請求項16
化粧品的に許容可能な媒体が、鉱物性、動物性、植物性又は合成由来の油及び/又は溶媒、炭素含有油、炭化水素油、フッ化油及び/又はシリコーン油、揮発性又は非揮発性のもの;増粘剤、植物性、動物性、鉱物性又は合成由来のロウ、又はシリコーンロウ:顔料、フィラー、真珠母及びグリター、脂溶性又は水溶性の染料;酸化防止剤、香料、精油、防腐剤、化粧品用活性剤、保湿剤、ビタミン類、セラミド類、日光遮蔽剤、界面活性剤、展着剤、湿潤剤、分散剤、消泡剤、中和剤、安定剤、ポリマー、特に脂溶性の皮膜形成ポリマー、及びその混合物から選択される少なくとも一の化合物を含有していることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
請求項17
体又は顔の皮膚、唇、睫毛、眉毛、毛髪、頭皮又は爪を手入れ及び/又はメークアップするための製品;日焼け用又は自己サンタン用の製品;毛髪の染色、コンディショニング及び/又は手入れのための毛髪用製品の形態である、請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
請求項18
メークアップ用組成物、特にマスカラ、リップスティック、ほほ紅、アイシャドウ、ファンデーションの形態である、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
請求項19
請求項1ないし18のいずれか1項に記載の化粧品用組成物を、ケラチン物質、特に顔又は体の皮膚、唇、爪、毛髪及び/又は睫毛に適用することを含む、該ケラチン物質の美容処理方法。
請求項20
請求項1ないし18のいずれか1項に記載の、リップスティック、アイシャドウ、又はほほ紅、又はファンデーションの化粧品用組成物を適用することを含む、唇、顔、瞼及び/又は頬をメークアップするための、請求項19に記載の美容処理方法。
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